2000-11-01 第150回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
また、残念なことに、久世公堯前金融担当大臣も思わぬことで辞任をされたわけであります。金融行政の信頼性、公正性、中立性といったものに疑念が生じかねないゆゆしい事態だと私は思います。金融行政のかなめを預かる責任者の方々は、そのほかの大臣もそうですけれども、それ以上に身を正していく必要があるのだろうと思います。
また、残念なことに、久世公堯前金融担当大臣も思わぬことで辞任をされたわけであります。金融行政の信頼性、公正性、中立性といったものに疑念が生じかねないゆゆしい事態だと私は思います。金融行政のかなめを預かる責任者の方々は、そのほかの大臣もそうですけれども、それ以上に身を正していく必要があるのだろうと思います。
さて、今回の異常事態のきっかけは、そもそも久世公堯前金融再生委員長の大型やみ献金問題と、ことし六月の総選挙で自民党を初め与党は大きく支持を減らしたため、このままでは来年の参議院選挙で危ない、それには有名人の個人名で票を稼ぐしかない、そのためには拘束式では都合が悪いというものであったはずです。しかも、非拘束式にすれば、補助金交付団体などの支持団体を最後までフルに働かせることができる。
一つは、久世公堯前金融再生委員長の大型やみ献金問題にあったのであります。比例区順位を上げるために三万三千人分の党員の党費の立てかえに使ったという、その献金問題でございます。与党三党は、金で票を買っている、そのような疑惑を国民から隠すため、拘束式制度自体に問題をすりかえようとしたのであります。 もう一つは、本年六月の総選挙の結果であります。自民党初め与党は大きく議席を、支持を減らしました。
私は、まず最初に、久世公堯前金融再生委員長の利益授受問題及び辞任についてお尋ねせねばなりません。 金融再生委員長の久世公堯議員が、九五年までの約七年間、三菱信託銀行から利益供与を受けていたという事実が発覚しました。その規模は、事務所の提供、顧問料などを合わせて二億三千万だと言われています。